スポンサードリンク

「タンヤオ」の成立条件と特徴

麻雀役 タンヤオ

タンヤオの成立条件

  • 中張牌(2~8の数牌)だけでアガリの形を作る

 

タンヤオの特徴

  • 鳴いても1翻(喰いタンありの場合)
  • 他の役とも絡めやすい
  • 速攻と相性がいい
  • 喰いタン仕掛けは防御力が弱い

 

タンヤオの利点と注意点

タンヤオの利点

多くの役と複合できる

タンヤオはそれ自体では1翻と安い手ですが、様々な役と複合することで高打点が狙えます。

 

以下はタンヤオと他の役が複合されたアガリの形となります。

 

タンヤオ+七対子

タンヤオ+七対子

タンヤオ+三色

タンヤオ+三色

タンヤオ+ピンフ

タンヤオ+ピンフ

タンヤオ+対々和

タンヤオ+対々和

タンヤオ+三暗刻

タンヤオ+三暗刻

 

鳴いても成立するので速攻に適している

現在多くの雀荘やオンライン麻雀で喰いタンありのルールが主流とされています。そのため喰いタンは早上がりの常套手段に使われています。

 

ツモ以外にも手牌を進められる喰いタンは、絶対にアガりたい場面や他家の大物手を阻止するのに重宝します。

 

素早くアガることで他家の大物手をつぶし、主導権を持ってくる契機にもなり得ます。

 

タンヤオの注意点

待ちの形によっては「片アガリ」になる

タンヤオの片アガリテンパイの図

 

喰いタン仕掛けで6,9マン待ちの形です。タンヤオは2から8の数牌のみで成立するため6マンはアガれますが、9マンではアガれません。これが片アガリの状態です。

 

ここで怖いのがアガれない方の9マンで、例えば下家が9マンを捨て、次の対面が6マンを捨てた場合はロンできません。下家が9マンを切った時点でフリテンとなっているからです。

 

自分のツモ番になればフリテンは解消されますが、さらに怖いのが自分で9マンを持ってきた場合です。

 

これだと他家が6マンを切ってもアガれず、自力で6マンをもってくるしかありません。

 

喰いタンはスピード重視の中にも、どういった形でテンパイを取るかも意識しつつ手作りしていくのが重要です。

 

喰いタンは防御力が弱い

喰いタンは早上がりに効果的ですが、相手からリーチがかかると一気に劣勢になることも。

 

鳴いているため手牌が少なく、しかも危険な中張牌だらけ。行くも地獄、降りるも地獄という状況になります。

 

親を流すため、逃げ切るため、連チャンするためなど、使いドコロの多い喰いタンですが、反撃に弱いということは知っておきましょう。

 

ドラ(赤)を絡めないと高得点が狙えない

喰いタンの強い味方赤ドラ
今は各数牌の5にそれぞれ赤が1枚づつ入っている赤入り麻雀がスタンダードです。タンヤオは5が真ん中の中張牌のみで構成されるので、赤入り麻雀とは相性が良いわけですね。

 

なので赤が一枚でもあれば喰いタンで攻めるというスタイルも確立されています。

 

タンヤオだけでは点数は低いですし、鳴いた場合は三色を付けても安い。だから赤ドラなんです。逆に言うと赤のない喰いタンは攻撃力も防御力もないので、早くアガリきらないと格好の的にされるので注意しましょう。

クイズ!「タンヤオはどれ?」

A

字牌が入っているのでタンヤオではない

B

喰いタン成立

C

タンヤオだけど四暗刻

 

答え
A:☓ 字牌が入っているからタンヤオは不成立。自摸のみ
B:◯ 2、3ピン待ち
C:◯ タンヤオだけど、よく見るとツモり四暗刻の役満

タンヤオは早上がりの強い味方

タンヤオは数牌の一と九、字牌を除いた牌だけ構成されるため、初心者はもちろん上級者にも好まれる役です。

 

現在主流の赤入り麻雀と相性抜群。タンヤオは現代麻雀において切っても切れない役と言っても過言ではありません。

 

だからといってこればかり狙うのではなく、手牌や点数状況、相手の出方や局面などで判断し、効果的に狙っていきましょう。

 

喰いタンがクローズアップされがちですが、どっしり門前で構える打ち方でもタンヤオは重宝します。門前の場合はピンフや三色と複合すると高得点が狙えるからです。

 

麻雀役の基本「メンタンピン」の1つであり、赤入り麻雀と相性の良い「断么九(タンヤオ)」。しっかり覚えて有効に活用しましょう。

スポンサードリンク