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「チートイツ」の成立条件と特徴

七対子 チートイ

 

チートイツの成立条件

  • 7組のトイツ(同じ牌2つ)の形を作る
  • 門前のみ(鳴いたら構成上作れない)

 

チートイツの特徴

  • 2翻役の中で比較的作りやすい
  • 複合できる役が多い
  • リーチを絡めると高打点が期待できる
  • 守りながら攻められる
  • 待ちは単騎待ちとなる
  • 一盃口とは複合できない

 

チートイツの点数計算

2翻 2400 1600
3翻 4800 3200
4翻 9600 6400
5翻 12000 8000
6翻 18000 12000

 

チートイツの利点と注意点

覚えやすく作りやすい役

麻雀のアガリはメンツ4つとアタマ1つが基本ですが、七対子と国士無双は例外となります。

 

実は、136枚からアガる14枚を取り出した手の組合せ数では、平和に次いで最も多く、他の2飜役より比較的作りやすいのが特徴です。

 

リーチを絡めると爆発力がある

チートイツはリーチとの相性が良いです。単騎待ちですが出やすい牌で狙うこともでき、裏ドラが乗ると必ず2枚乗るからです。

 

例えドラのない七対子リーチでも、ツモって裏ドラが乗れば一気に跳満という爆発力もあります。(リーチ+ツモ+チートイツ+ウラウラ)

 

多くの役と複合できるので高打点が望める

チートイツはそれ自体では2翻ですが、絡められる役がタンヤオ、混一色、清一色、混老頭など豊富。

 

以下はチートイツと他の役が複合されたアガリの形となります。

 

チートイツ+タンヤオ(3翻)

チートイツ+タンヤオ

チートイツ+混老頭(4翻)

チートイツ+混老頭

チートイツ+ホンイツ(5翻)

チートイツ+ホンイツ

チートイツ+ホンイツ+混老頭(7翻)

チートイツ+ホンイツ+混老頭

チートイツ+チンイツ(8翻)

チートイツ+チンイツ

 

一盃口や二盃口とは複合できない

 

チートイツ+イーペーコー(☓)

イーペーコーではなくチートイツとなります
チートイツの中にイーペーコーの組み合わせがありますが、イーペーコーをメンツ2組と見た場合、他の面子がなくアガリの形になりません。

 

チートイツ+リャンペーコー(☓)

チートイツではなくリャンペーコーとなります
こちらもチートイツの形ですが、3翻役のリャンペーコーも成立しています。麻雀役は翻数の高い役が優先されます。(高点法)チートイツは2翻、リャンペーコーは3翻のためこの手牌はリャンペーコーとされます。

 

一般的なルールでは同じ牌での2組は認められていない

チートイツでは4枚使いは不可
上記のように同じ牌でトイツを2つ作った形は一般的にチートイツとして認められていませんが、ローカルルールで採用している場合があります。

クイズ!「チートイツはどれ?」

A

正解 チートイツ

B

二萬を4枚使っているからチートイではない

C

チートイツだけど字一色

 

答え
A:◯ チートイツ。三元牌が出たら迷いますね
B:☓ 二萬の4枚使いでチートイ不成立
C:☓ 形はチートイツだが高点法により字一色で役満。大七星という名称でダブル役満としているローカルルールも。

チートイツは柔軟性に優れた2翻役

対子を7組そろえることで成立する特殊チートイツは、緑一色(リューイーソー)とともにアメリカで考案された役です。初心者にも覚えやすい形であり、麻雀の基本戦術であるリーチとの相性が抜群。

 

また、チートイツは最初から狙っていなくても、他家の立直や仕掛けに対して危険牌を押さえながらアガリに向かう場合にも有効です。ピンフに次ぐテンパイのしやすさもあり、柔軟性に優れた役と言えるでしょう。

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