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平和(ピンフ)は出現頻度が非常に高い役の1つです。
リーチやタンヤオに比べ条件は複雑ですが、麻雀の基礎的な役なので覚えておきましょう。
4メンツすべてがシュンツで構成されている形となります。
シュンツとは数牌の123、567、789などの並びで揃える面子(メンツ)のことです。
ピンフを成立させるには雀頭(ジャントウ/アタマ)を数牌、もしくは3つ集めても役がつかない字牌(オタ風)にする必要があります。
三枚集めると役になる「三元牌(白發中)」や、場風牌と自風牌をアタマにした場合はピンフが成立しません。
待ちの形は両面待ちでなければなりません。
門前とは、他家の捨てた牌を利用する副露(鳴き)をせずに自力で手牌を揃えることです。
ピンフは原則、門前で役が成立します。
ピンフはそもそも手牌の種類が多い形です。重なるのはアタマの2枚のみなので計13種の手牌があることになります。
全34種の牌には必ずドラがあるので、単純計算で38.24%の確率でドラが含まれることになります。なのでリーチ後の裏ドラも乗りやすいという訳です。
もちろん数牌が重なった形だったり、牌が隔たる状況もあるため常にこの確率ではありませんが、ドラが乗りやすいというのは大きな利点です。
中張牌のみを使用する断么九(タンヤオ)、3種の数牌の同じ並びの三色同順(サンショク)、同種の1~9を揃える一気通貫(イッツー)、一盃口(イーペーコー)など多くの役と絡められます。
また、門前役なのでリーチとの相性も良く、一発や裏ドラも付くと高打点が望めます。
必然的に両面待ちとなるので比較的アガりやすい役と言えるでしょう。
※すべて東場で西家の状況
答え
A:☓ 鳴いているためピンフは成立しません
B:☓ 役牌(發)をアタマにしているので不成立
C:☓ 両面ではなくノベタン待ちのため不成立
D:◯ 雀頭がオタ風のため成立します
E:☓ 多面張の356索子待ち。36索子であれば成立
平和(ピンフ)は、作りやすく、他の役とも絡めやすく、ドラが乗りやすく、そしてアガりやすいと魅力的な役です。
しかし、ピンフのみでは点数が低いので、積極的に狙っていく役ではありません。三色、一通などを目指しながら複合させるイメージでいいと思います。
門前、両面待ちである特性上、リーチとの相性が良く、裏ドラが乗る確率も高いため高打点を狙うならリーチ。
また、ダマテンでロンアガリもできるため、リードしている状況や親を流す場合ではピンフのみで流すのもアリです。
タンヤオの喰い仕掛けのように警戒されず、静かに刺せるので使い勝手の良い役と言えるでしょう。
ピンフは「符がつかない」という条件がありますが、符というのは揃えにくい形につくものがほとんど。逆に言えば「符がつかない形」というのはそれだけ作りやすいということです。
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