一般的なオンライン麻雀で採用される役は30種以上あります。

 

でも、いきなり全部覚える必要はありません。

 

こちらでは初心者が最初に覚えるべき役を5つご紹介。

 

麻雀役の一覧表も参考にしてね。

 

1翻役

1翻役（偶然役）

2翻役

3翻役

6翻役

役満

 

メンタンピンは麻雀役の基本中の基本です。まずはこの3つを覚えましょう。

 

立直（リーチ）｜可能性を秘めた基本攻撃

リーチとは、あと1枚だけ揃えれば和了できる状態（テンパイ）になったときに、1000点支払いで成立する役です。

 

リーチの成立条件

• 門前状態であること。副露（ポン・チー・明槓）している場合は不可
• テンパイしている
• 持ち点が1000点以上ある
• 残りのツモが1回以上ある

リーチの利点と注意点

• 他の役がなくてもリーチだけでアガれる
• 「一発」と「裏ドラ」を絡めて高得点が狙える
• 相手にプレッシャーをかけられる
• リーチ後は手を変えられないため防御力0
• 1000点棒を場に出さないといけない

 

初心者から上級者まで好まれる役

リーチは特別な形を作る必要がなく、アタマ1つとメンツ4つという基本的な形を作れればOK。初心者が得点を稼ぐ手段として非常に使いやすいです。

 

リーチをかけるとその後は手を変えることができません。和了り牌以外はすべてツモ切り状態となるため、場合によっては他家や親の追っかけリーチなどのリスクがあります。

 

リーチのみだと安いですが、リーチ後の一巡以内にアガると「一発（1翻）」という役も付いてきます。さらにツモアガリでもロンアガリでも「裏ドラ」の権利を獲得でき、思わぬ高得点になることも。

 

麻雀で最も基本的な役ですが、対局を盛り上げる魅力的な役でもあります。

 

 

断么九（タンヤオ）｜柔軟に動ける便利な役

タンヤオは中張牌（数牌の2～8）だけを使用して作る全体役です。

 

タンヤオの成立条件

• 数牌2～8を使用してアガリの形を作る

タンヤオの利点と注意点

• 鳴いても役が付く（喰いタンありの場合）
• 速攻に適している
• 他の役と複合しやすい
• 赤ドラ入り麻雀と相性が良い
• 喰いタン仕掛けはカウンターに弱い
• 他の役やドラを絡めないと打点が低い

 

様々な局面で使える便利な役

タンヤオは数牌の一九字牌を除いた牌だけ構成されるため、初心者はもちろん上級者にも好まれる役です。

 

鳴いても翻数が下がらない（喰いタンありの場合）ので、ツモだけでなく他家の捨牌も利用できるので効率よくテンパイを目指せます。

 

現在主流の赤入り麻雀と相性抜群。タンヤオは現代麻雀において切っても切れない役と言えるでしょう。

 

平和（ピンフ）｜手なりで作れてドラも乗りやすい

メンタンピン最後の役である平和（ピンフ）。リーチやタンヤオより成立条件が複雑なので要チェック。

 

ピンフの成立条件

• メンツすべてが順子（シュンツ）で作られている
• 雀頭は数牌、もしくはオタ風の字牌
• 待ちの形が両面になっている
• 門前で作る

ピンフの利点と注意点

• 手牌の種類が多くなるのでドラが乗りやすい
• ダマテンで静かに刺せる
• 他の役と複合しやすい
• 多面張時に不成立となる場合もある
• 他の役やドラと絡めないと打点が低い

 

メンゼンにおいて基本的な役

ピンフは、役牌以外の雀頭と、面子がシュンツ、待ちはリャンメン待ちで作った門前役です。

 

目指して作っていく役というより、手なりで打っていれば自然と形になっていくことが多いでしょう。

 

門前役なのでリーチとの相性も良く、タンヤオやドラも絡むと高打点が狙えます。さらにピンフは手牌の牌種が多くなることから裏ドラも乗りやすい特性があります。

 

また、ダマテンで親を流したり、他家の強い手を潰す場合にも効果的です。門前なので警戒されにくく静かにアガれます。

 

役牌は、「三元牌」「場風牌」「自風牌」のうち、いずれかを3枚以上揃えると成立します。一メンツ揃えればいいので初心者でも簡単に覚えられる役です。

 

「翻牌（ファンパイ）」とも呼ばれますが、一般的には「役牌（ヤクハイ）」と呼ばれることが多いです。

 

役牌の成立条件

• 三元牌（白・發・中）のいずれかを3枚以上集める
• 場風牌を3枚以上集める
• 自風牌を3枚以上集める

役牌の利点と注意点

• 3枚あれば他はどんな形でもアガれる
• 特急券とも呼ばれ早アガリに適している
• 複数あると高い点数が作りやすい
• 降りる際の安牌に適している
• オタ風の場合役が付かない
• 役牌のみだと打点が低い

 

三元牌はいつでも役牌となりますが、風牌は場の状況によって変化します。

 

東場の風牌の扱い

南場の風牌の扱い

 

東場の親（東家）が東を3枚集めると自風牌と場風牌で2翻となることからダブトン（ダブル東）となります。同様に南場の南家が南を集めるとダブナン（ダブル南）となります。

 

場風牌にも自風牌にも該当しない風牌は「オタ風」と呼ばれます。オタ風牌は役が付かないのですぐに捨てられることが多いですが、安牌として優秀ですし、ピンフの雀頭としても使えます。

 

役牌は積極的にポンしましょう

役牌のいいところはポンひとつで1翻となる手軽さです。

 

初心者でありがちなのはポンできる役牌をスルーしてしまうこと。麻雀牌は一種類に付き4枚ありますが、ひとつスルーすると残り1枚しかありません。

 

これが王牌（場に出てこない牌）に眠っていたらこの時点でもうその役牌は完成しないのです。手の内に役牌が2枚あったら遠慮なくポンしましょう。

 

字牌はアガリへの特急券、ときには安牌、そして役満の卵となる可能性を持っています。

 

初心者は敬遠しがちの字牌ですが、扱い方次第で剣にも盾にもなる牌なので有効に活用しましょう。

 

七対子（チートイツ）はその名の通りトイツを7つ集めると成立する役です。

 

牌を2個づつ集めることから「ニコニコ」とも呼ばれます。

 

チートイツの成立条件

• 対子（トイツ）を門前で6つ集める

チートイツの利点と注意点

• 同じ牌を2個づつ集めるだけなので初心者でも覚えやすい
• リーチやドラを絡めると高打点が狙える
• 多くの役と複合できる
• 待ちは単騎待ちのみ
• 捨て牌から読まれやすい

 

シンプルながら高打点が狙える便利な役

七対子（チートイツ）はシンプルな構成だけに初心者でもすんなり覚えられる役です。

 

チートイツは2翻ですが、タンヤオやホンイツ、チャンタなどと複合できるので高打点も狙えます。

 

また手牌が全て2枚のため、ドラや裏ドラも必然的に2枚乗るのでリーチも効果的。

 

単騎待ちになるためアガリにくくはありますが、待ち牌は選べるので捨てられやすい字牌待ちもありでしょう。